佛立本旨講妙應寺


平成30年 新年のご挨拶


皆様明けましておめでとうございます。
昨年は丁度文化14年4月1日にお生まれになった開導日扇聖人の二百回目のお誕生日、1817年ですから丁度二百年目という区切りになります。その時に私どもは開導聖人の開講本旨をもう一回受け継ごうという決意をした佛立本旨講の新本堂が出来たという事は誠に喜ばしい事です。しかも宗教法人の認証も頂いて、本堂、六角堂も含めて名義実態ともに佛立本旨講妙應寺の所有物となったということは本当にありがたいことでありまして、これはまさに日尚上人に従ってここまで努力してきた我々に開導聖人もお喜びを頂いてご冥加をくださっているものと信じます。

又、これまで佛立本旨講妙應寺が頂いてきたおかげを今度は、今年は次の世代の方々に伝えていく一年になります。
ですから開莚式の祝賀会の事を思い出しますと、若い方々が驚くほど沢山おられましたので、あの皆さんがこの妙應寺の信心とお寺は我々の物だ、自分たちの物だという意識を持っていただけるようになれば、次の世代の信行相続もきっと確実になっていくと思います。
年明け早々から寒参詣が始まります。
今年は特に次の世代に伝ええるべき一年でありますので、ご自分の参詣ももちろん大事ですけれども、ご家族の協力を得て参詣が続くというように工夫をこらして頂けると大変ありがたいと存じます。

又、昨年は二階の和室の庫裏の御宝前を使ってお寺で御講奉修が出来るようになりました。
これはまだ緒(ちょ)に着いたばかりですけど、お寺なら参詣しやすいという声もいろいろありましたので、若い方々、これからの方々を御講に参詣して頂くにはお寺の御講というのも活用していただくとよろしいのではないかと思います。
お講席を通じて皆さんの御利益の体験、喜びの経験を伝えることが御弘通御奉公の土台になりますので、ぜひ今年はいっそうお寺での御講も奉修時間や曜日も工夫して頂いて、仕事をされている現役や若い人方にも御講奉修や御参詣が出来ればと願っています。

本年度のご奉公が佛立本旨講の未来の発展につながりますように祈念をいたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。


平成30年1月1日
水谷日在導師

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