佛立本旨講妙應寺


寂光の道しるべ No.⑤一日の計は早朝にあり

日扇聖人ご教歌
朝起きはなる程妙な徳がある
して見ぬ人はこれもわからず
一年の計は元旦にあり、一日の計は晨(早朝)にあり、と言われるように、時間を有効に使うためには一日の初めに何をするかが重要な鍵を握っています。
妙法を唱える信行を一日の初めに行なえば、その日が幸運に包まれたものになることは疑いありません。 問題は、この題目口唱の習慣を、何処でどうやって実行するかです。それには、早朝にお寺参詣するのが一番でしょう。
昔は、信者が仏の住まう精舎に出かけて行って教えを聴きました。これが朝参詣の原型です。今は、お寺の本堂に参り、ご法門を聴き、皆と共に題目口唱をするのが参詣です。
朝一番にお寺に行けば、一日の初めの時間、即ち「命のお初」を仏に差し上げる功徳が頂けます。眠気や疲れを厭わずお寺に向かうことで、労力、即ち「身」を仏に差し上げる功徳が頂けます。電車やバスの交通費をかけてお寺に行くことで、財を供養する功徳が頂けます。功徳は、我が身に喜びをもたらす因子です。つまり、お寺参詣を喜んですれば、身・命・財にわたる喜びが身につくのです。
通常は誰でも損得勘定で行動するでしょう。しかし、損得では功徳を積むことは出来ません。お寺参詣は、損得では計り知れない喜びを経験することが出来ます。
身・命・財にわたる喜びとは即ち、身・命・財にわたる幸運が自然に身について離れない、という意味です。

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