佛立本旨講妙應寺


来年度お参詣ご奉公について

昨年度のご奉公方針は「お教化」でしたので、今年の四月より「お参詣」に力を入れて諸御奉公に励ませて頂きます。
このお参詣にもお寺での行事や、連合、教区等でのお参詣等がありますが、いずれにしても大事な御奉公なので、お役に応じてお参詣に励み、お寺や教区がスムーズに御奉公が進んでゆくよう、協力し合う事が大事です。
又、このお参詣をするのにも自分一人でお参詣するのではなく、何時も信者仲間と交わってお参詣をする習慣を身に着けると、経験豊かなタイプのご信者がおりますので、喜びの体験談や苦労話など聞かせて頂けるのも、お講席の醍醐味と言えましょう。

ある役中さんから伺った御利益談ですが、この方の御主人はお勤めの関係で中々お講にお参詣が出来なかったのですが、御家内の度々の将引が実ってだんだんとお参詣をされるようになりました。
このお参詣をする事によっていろいろな、ご信者と交わる事によって、ご信心のお話が出来るようになって、自分では正しくさせて頂いているつもりでも、至らないところを知る事が出来と言うことであります。
例えば、御信心に謗法物を交えてやっていたのでは、御信心の障害になる事や、御宝前のお給仕も家の主人が率先してさせて頂く事の大事を聞いたり、或いは、朝夕のお看経も欠かさずさせて頂く事の大事を、教わる事が出来たと言っております。
今では帰宅したらまっすぐ御宝前に座って、こうして仕事が出来て生活が出来ると言う事は、お守りを頂いていると感じているので、今ではお看経をしないと落ち着かないと言っております。
又、御主人の性格は気の短いところがあったのですが、御信心が改良されてからは、温和な性格に変わってきているとの事であります。
現在妙應寺では、コロナウイルス禍の影響でお寺やお講参詣が出来ない方々の為に、ラインのライブ中継によって自宅でもお寺にお参詣している皆さんと一緒に、御看経が頂けるように促進しています。
ぜひお友達になりライブ中継によって御信心の喜びが増進してゆくようお励みください。

令和3年1月3日
根緒泉溪師

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