佛立本旨講妙應寺


初灯明料と本堂護持御有志

今朝は初灯明料奉納、本堂護持御有志について、ご披露させて頂きます。
新年の初めにさせて頂<初灯明料は、佛立本旨講発展の為、同志寺院の交流や特別教区、新会場の充実等に役立てております。
本堂護持への御有志は、正しい御信心を守り弘める為の緒費用や、佛立本旨講の根本道場の維持、又修繕等に使わさせて頂いております。これらの御有志は、御信心で一番大事な布施行と云う、施しの修行です。この行には二通りあり、一つは法施と言って、日々のお寺参詣に励み、我も唱え他にも勧めて妙法を伝え弘める、身体を使っての法城護持です。二つには財施と言って、物質的な品物や金品で法城を外護する、今回の初灯明料や本堂護持御有志の事です。この御有志で大切な事は、貪り惜しむと云う、心の中の物欲を捨て払う事なのです。この御奉公を精一杯させて頂きたい、との思いがあっても中々難しい処も出て来るものです。

そこでこの御奉公を無理なく成就させるには、毎月目標額を決めてお初を取り毎月毎に貯めて行く、更に家族に功徳箱を活用して協力して頂くと、大きな財の功徳を積む事が出来ます。化の功己に帰すのお教え通りに、日々安穏な暮らしが頂けるのです。又家庭内の祝い事、或いは念願の叶った時等に、本堂護持の御有志をお勧めします。御有志のお陰で毎年お金に困った事がないとか、仕事の注文が多く来るようになった、家族が健康で過ごせたと云う、お計らいを頂いた話を数多く耳に致します。
以信得入の敬いの心五十五頁の話の中に、四塚の岡本久二郎の倅久太郎十二歳は、貯金箱を壊して一両の金を出し、衆に抜きん出た志で寒供養に炭十表を供養した。ご供養奉納に我も我もと勉励するのは、大いに頼もしいものだ。有志は志が有ると云う事で、貧乏金持ちには依らないものだ。貧女の一燈という事がある。長者の万燈は乱風、原瀾風で一時に溜消えてしまう。されば、徳勝童子が土の餅を仏に差し上げ、その志の福に依って阿育大王と生まれた事を思うがいい。と仰せのように、私逹お互いも物欲の心に打ち勝ち、御法様に法城護持にとのお敬いの心で、志厚く気張られると、必ずお守り強く御計らいが頂けます。役中さんは、この功徳甚大な御肴志を、教区班内の方々にお勧めして、皆さんが今年は良い年となられる様に、隅々まで御奉公を行き届かせて下さい。この貴い心の初灯明料や、法城護持御有志は、日尚上人が生涯かけて開講本旨再興を誓い、創設した仏立本旨講ご弘通発展の為、後世に正しい教えが絶える事無く伝え弘める為に、大切に使わせて頂いておりますので、全信徒、各家庭にも御披露を徹底して頂いて、志厚く随喜奉納を宜しくお願い致します。
尚お初灯明料は、従来の手順通りに教区で取り纏めて、今月の三十一日迄に寺務所窓口にお納め下さい。法城護持の御有志も、随時奉納する事が出来ますので、こちらも志厚くご奉納下さるよう、お願い申し上げます。以上で教務部よりのご披露を終わります。


令和2年1月4日
神野照報師

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