佛立本旨講妙應寺


令和2年 新年のご挨拶

皆様、新年おめでとうございます。
昨年は 平成から令和へ元号も改まり新たな天皇陛下の即位の礼など、中々眼にすることが出来ない時代の節目を目の当たりにした一年でした。また猛烈な台風による雨や風が日本列島を襲い、人々の生活に甚大な影響をもたらしました。地球の自然環境の変化が日常生活に影響を出し始め、地球上でこれから先の平穏な暮らしが脅かされる事態となっています。
一方、お寺では、4月に日尚上人御17回忌を奉修。12月には佛立第三世講有日随上人の百遠諱のお焼香をさせていただきました。妙應寺本堂に奉安されている大御本尊には「大正七年十二月中間佛立第三世講有日随」という署名があります。
東京第二支部として独立し新たな活動を開始する乗泉寺を力強く後押しして下さった御導師です。
その当時から数えると、現在の我々は三世代から四世代あとの信行相続者ということになります。百年に亘って伝承されてきた歴史の重みと妙法口唱の信心と有難さを改めて見つめなおしましょう。
さて、本年八月には、日晨上人の御37回忌をお迎えいたします。昭和59年の御遷化ですので、日晨上人がお元気で活躍されていた当時を直接知っている御信者は少なくなりましたが、現在のご奉公の形はほぼ日晨上人の御教導によるものです。これまでと変わらず、現証御利益のいただける御信心をこれから先に向かって、三世代四世代と伝えてゆくことが日晨上人、日尚上人から私たちに託されたご奉公です。
総誓願の趣旨にのっとり、塔婆建立や応援祈願という信者相互の協力関係を一層充実させて、本年のご奉公を実りあるものにしてゆきましょう。


令和2年1月1日
水谷日在導師

↑ PAGE TOP