佛立本旨講妙應寺


初灯明料と本堂護持御有志

今朝は仏立本旨講初灯明料奉納と本堂護持の御有志奉納について、ご披露させて頂きます。さて、御有志と云う基本的な考えは、三宝護持の一つで御有志に依って、本堂護持や御弘通を支える最も尊い御奉公なのです。しかし、この御奉公には大変難しい所があります。それはお金の事になると、私共に惜しむ心が邪魔をするからです。その様な心を樫貪と言いますが、その惜しむ心を打ち破り、物欲にまつわる罪や苦しみを捨てる修行こそが御有志奉納なのです。この財の御奉公は、我が身に財に関連した幸運をもたらす種蒔きとなるのですから、喜んでさせて頂く事が真に大切です。あるご信者さんは、毎月の収入の中からお初穂として、これは本堂護持の何口分、御弘通費やお布施ご供養分、お初灯明料分として取り分け、そして功徳箱には初灯明料、お賽銭箱には御有志料として、家族にも協力してもらいながら積んでいると、無理なく御有志が出来、そのお陰で家族も風邪一つ引かず、元気に一年を過ごす事が出来ました。との喜びの報告がありました。
この方の様に毎月お初穂として取り分け、更に新年の初灯明料などは功徳箱を活用すると功徳をより多く積む事が出来るのです。
又ある御信者さんは仕事の幸運を頂きたいなら毎日百円を功徳箱に入れなさいと勧められました。始めは惜しむ心が強く働いて、一日百円など出来ないと思いましたが、タバコには一日に一箱四百円、たまに八百円も使っている事に気づき、仏様に百円の奉納を惜しむ自分が恥ずかしくなり、決定して一日百円の奉納を続けていると、仕事の巡りが良くなって、例年の三倍の売り上げを記録した。と云うお話がありました。特に初灯明料は一度に多額の奉納をする事は難しい事もあります。功徳箱を上手に使って、惜しむ心に打ち勝ち、喜んで奉納させて頂きましょう。
この皆様の尊い御有志に依って、本堂建立費の返済、本堂の維持、修繕費の返済、御弘通諸経費等の充実を計り、物心両面に亘って妙法を弘め、御弘通を支える基金となるのですから、お初灯明料や本堂護持の御有志は功徳甚大です。この御奉公は、御有志された方も勧めた方も、喜びを頂く種蒔きとなって必ず御利益が頂けます。
その喜びが又よろこびを招く原動力となって、現世安穏、後生善処の道が開かれて、結局は自分自身が救って頂けるのですから、私達お互い、正しく御教導頂いた、日尚上人報恩御奉公成就を願い、開講本旨再興を目標に、本堂護持、同志寺院との交流、全国各地の特別教区や妙証会の御弘通発展の為、更に後続者育成の為、その支えとなる御有志を、連合教区班内、更にご家庭家族に御披露を徹底させて頂いて、昨年を上回る随喜奉納が出来ます様、御奉公を宜しくお願い申し上げます.
尚初灯明料の奉納は、従来の手順通りに教区で取り纏め、今月の三十一日迄に、本堂事務所にお納め下さい。四月からは、本堂護持の為、妙應寺発展の支えとなる御有志が始まります。又この四月は日尚上人御十七回忌をお迎え致します。正しい信心に導かれた日尚上人に感謝の思いを込めて、報恩御奉公の一環として、お喜びが頂けますよう、信徒一同志厚く奉納に気張らさせて頂きましょう。

平成31年1月4日
神野照報師

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