佛立本旨講妙應寺


お寺参詣の促進について

有難うございます。
今朝は、お寺参詣の促進について、御披露させて頂きます 。
昨年は、佛立本旨講の新本堂が建立され、盛大に関筵式が奉修されましたが、今年はさらに、活気あふれるお寺を目指して、次の世代のご奉公者の増加を目指して、お寺参詣に力を入れて、諸ご奉公を促進してまいります。
そのために先ず 、6日から寒参詣が 始まりますが、各々がお参詣目標を立てて、寒参詣の喜びや、御利益の話を伝えるなどして、一軒一軒丁寧な将引に努めて、寒参詣のムードを高めていって、いただきたいのであります。
いわば、家族が協力して、お寺参詣を盛んにする事を柱として、次世代の方々に、ご信心の伝承を勧めてゆくのであります。
ですから、新年早々から始まる寒参詣も、家族が協力して参詣を盛んにする、また、参詣将引に励んで家族中で総参詣を目指して、頂きたいのであります。
このお参詣を促進する為に、この度、お寺参詣カードを配布いたしました。各家庭に一枚づつお渡ししておりますが、家族の人たちにもという方は、お寺の受付でいただいて、家族中で活用してください。
これは、ある家族の方のお話しですが、御主人が、ぜんそくと、血圧が高めの症状が長年続いているのですが、今年は、なんとか此の病状が改善される御利益を、頂いてもらいたいので、身体の調子を見ながら、お寺参詣を共連れでさせて頂こうと、決心した方がいらっしゃいます。
また、御自分の班員の家族の人たちをどうしたらお寺参詣させて頂けるように成るかを、考えて、それには、御両親の回向をお寺で言上して頂くようにお勧めしました 。

このご回向がきっかけになって、お寺参詣をするようになり、最近では、お寺に行くと、とっても気分がよくなって、前よりもお参詣回数も増えましたと、喜んで報告してくれるように、なりました。
そこで、お寺の清掃当番の御奉公する方の、手が足りないので、手伝ってくれるように頼んだところ、「いいわよ、お手伝いさせていただきます」と言ってくれて、早速今年からさせて頂く約束が出来たと、喜んでいるのであります。
開導聖人は、お寺参詣について、次のようなご指南を下されております。「身を労して日参せよ。いかなる願いも成ぜずということなし。歩行苦労もとより、不性というは願い成ぜず。古来 、利生を蒙らぬためしこれなり」と、お示しです。
この御指南は、身体は大変でも、お参詣なさいませ、どのような御願も不成就ということは、あり得ません。反対に、歩くのが大変だからとか、苦労するからとか言って、横着をしていたのでは、昔から今まで願い事が成就したためしがないと 、仰せなのであります。
どうかこの御指南のように、どのような御祈願でも、叶わないという事はない、どんな願い事でも、叶えて頂けると仰せなのですから、この御指南の心をしつかり頂いて、ご奉公に励ませて頂く事が、大切であります。

平成30年1月3日
根緒泉溪師

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