佛立本旨講妙應寺


開筵式について


 ありがとうございます、今朝は、佛立本旨講妙應寺、新本堂の開筵式奉修について、御披露させて頂きます。
 この開筵式という意味ですが、これは、道場やお寺を新築したり、改修したりしますと、その落成式を祝いますが、これを開筵式といいます。
あるいは、落慶法要とか、時には堂を開くと書いて、開堂式とも、いうことがあります。
 そこでこの開筵式の開筵といういわれは、法座の開かれる場所(席)、つまり仏様の教えが新たに説かれる場所と、いうことであります。
ですからお寺も道場も、法を説く場所、つまり新しく、道場やお寺を建立して、その開堂をお祝いすることを、開筵式と言うようになったものと、言われております。
時には、このような開筵式を、落慶法要とか、あるいは、慶讃法要ということもありますが、いずれにいたしましても、み教えが新たに、とかれる建物が出来たのをお祝いするのを、開筵式といわれているのであります。
そこで、私たちの長年の誓願であった、新本堂が昨年の5月に竣工して、佛立本旨講妙應寺の本堂が、堂々完成させて頂きましたが、お参詣の方々から、「今年91歳です、朝8時に家を出て11時にお寺に着きました、熱中症が心配でしたが、御法様のお護りを頂き新本堂にお参詣ができました。」とか、「すごくキレイで御看経がしやすい環境でありがたいです、或いは、御宝前の赤い四本の柱が見事で、スバラシイです」等の、喜びの声が聞かれました。
そこで来る、4月23日の日曜日、午前10時から日尚上人の、ご祥月法要に併せて、新本堂のお披露目である、「開筵式」が挙行されます。その後、12時過ぎから、所を変えて東京湾クルーズ船を借り切って、祝賀会が行われます。
是非ともこの、開筵式には家族中の方々が、そろってお参詣されるよう、しっかり将引して、開講本旨再興、日尚上人への報恩の思いを、次の世代の方々にも、受け継いで、頂きたいのであります。
同時にまた、これから先、敬いと喜びのご信心によって、後続者の育成、次世代の方々への、ご信心の呼びかけを、是非一人一人が、心がけて頂きたいので、あります。
つまり、この開筵式を契機に、本旨講のご信心を子や孫たちが、しっかり御信心を受け継いでゆくという、信行相続を、倦まず弛まず、いつも気にかけて、促進して、佛立本旨講御弘通発展を、願ってゆくことが、大切なところなのであります。
どうか本年は、この重要な開筵式を契機に、いっそう御信心の改良に心がけて、ご奉公に励ませていただくよう、お願いいたします、ありがとうございます。

平成29年1月3日
根緒泉溪師

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